2020年4月にベトナム運輸局より新たな輸送ライセンス指針が発表され、
現在までに輸送の可否が不明だったCLASS6の輸送指針が発表された。
昨年度、CLASS6についての取り扱い管理をする省庁として
環境庁から運輸局へと変更が行われたが、運輸局での指針がまったく無い状況であった為
実際の確認を取ろうとしても誰も分からないという状況が出ていた。
現在の状況では、どの省庁に許可を取ればCLASS6の危険物を輸送できるのか
法令が曖昧になっており、法令を遵守している企業については
輸送可否の確認が出来ない事が負担となっていた物を解消する指針である。
実際に効力が発生するのが6月以降と見られ、運輸局としては
CLASS6については、輸送ライセンスを必要としないという指針である。
法令詳細については、6月に発効される為、ライセンスは必要としなくても
申請が必要になる可能性もあり、消防局、環境省からの発表がまだ出ていない為
個別に確認を進めて行く必要もあると思われる。
ベトナムでは、危険物を輸送するための登録、ライセンスが必要で
このライセンスや申請の義務が荷主にある。
溶剤や可燃物関係は消防庁、酸アルカリ等のライセンスは運輸局等、
毒物も含めて厳密に分けられており、非常に複雑な手続きが必要である。