ベトナム国内にて、薬品データベースシステムが稼働して4年になります。
このデータシステムは、輸入者、購入者、使用者がどういった薬品をどの量、どのサプライヤーから入手したかを全て記録している物です。
この記録を元に、現在化学薬品局が情報を整理し、システムの商流の中で「申請していない企業」「ライセンスを取得していない企業」
の調査を開始致しました。
具体的には、弊社のような化学薬品倉庫に、「全ての倉庫使用客の契約状況を報告せよ」と通達があり、
今後倉庫との契約が続いていない商社の取引状況を調べていくとの事です。
すでに弊社でも立ち入りがありましたが、化学薬品については、曖昧な法令が多い為、
罰金を取れる企業が多く、積極的に摘発を進く事になるようです。
罰則についてもかなりの幅があり、当局が重大な違反と認めた場合には、営業停止3~24か月となっている為、
企業側にかなり脅しの効く内容になります。
中国系、韓国系の商社、ローカル商社でもライセンスを取らないと商社業が続けられなくなってきており、
なるべく早めのライセンス対応が必要と思われます。




